仮想の横道

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Horizon Cloud on AzureでWorksapce ONE Accessを利用する

みなさま、こんにちは。

 

前回の記事ではHorizon Cloud on Azureで2要素認証を構成する方法について概要を紹介しました。

 

今回の記事では前回の記事で登場したWorksapce ONE Accessについてもう少し詳しく説明したいと思います。

 

①費用

②認証方法

 

①については、別のコンポーネントを導入することになるので別途費用が発生してしまうのではないかということは導入を検討するうえで大きな問題になると考えています。

しかし、このWorksapce ONE AccessはHorizon Cloudを利用するために必要なUniversalライセンスにはデフォルトで含まれています。

SaaSサービスとして提供されているWorksapce ONE Accessは簡単な登録をすることですぐに利用することが可能です。

そのため、利用に際して直接的な費用は発生しないのですが、このWorksapce ONE AccessにADの情報を連携するためのサーバを構成する必要があります。

Worksapce ONE Access Connectorと呼ばれるアプリケーションをサーバにインストールする必要があるのですが、Horizon Cloud on Azureで利用する場合はAzure上にWindowsサーバを構築してインストールするのが一般的だと思います。

そのため、利用にはこのWindowsサーバのインスタンス利用料がかかってくることになります。

サーバ冗長化を考えてもサードパーティ製ソリューションを導入するよりもかなり費用を抑えることが可能だと思います。

 

②認証方法

Worksapce ONE Accessは認証を管理するコンポーネントなので、証明書認証やサードパーティ製のソリューションを利用するなど、その認証方法は多岐に及びます。

それこそAzure ADと連携することも可能で、Azure AD Premium P1 ライセンスを持っていれば、条件付きアクセスを利用してかなり詳細な認証制御を行うことができます。

 

今回は、Horizon Cloud on Azureで利用できるWorksapce ONE Accessについて紹介しました。

 

次回はWorksapce ONE AccessとAzureADの連携について紹介したいと思います。